わが町青崎 歴史探検隊


12月7日(水)、歴史探検に行きました。
自分たちが住んでいるこの青崎の町を、歴史的な観点からより深く知るために、
4つのグループに分かれて見学しました。

探検終了後は、各自新聞に調べたことやわかったことをまとめました。
また、小グループに分かれて報告会を行い、自分が一番心に残った場所について説明しました。
探検に行けなかった場所やコースも、小グループの中でお互いに詳しく聞きあうことができました。


青崎コース

六角堂
昔、塩田をやっていた黒田さんが明治30年頃に訪れた韓国から、古代仏像を6体持ち帰った。そして、庭園の一角に変わった形の石造りのお堂を建てて、仏像をまつっておられた。現在、仏像はすべて撤去され、別の場所に移されている。
青崎小学校旧正門跡
青崎小学校は明治42年(1909)に現在地に移ってきた。その当時からの正門の石柱が今もひっそりと残っている。


堀越コース

本川井戸
堀越の山を掘り切ったときに、全国からたくさんの工事人がここに集まってきた。その人たちに飲料水を与えるために、平清盛が掘らせた井戸だと言われている。
大いちょう
本川井戸のすぐ上にある。樹齢何年かは定かではないが、100年以上であろうと思われる。秋には黄葉して輝くように美しく、この辺り一帯を黄色に染めてしまう。

向洋1コース

防火バケツ
このあたりは道が狭く、消防車も入ってこられない。そのため、住民たちの防火意識も高く、このように防火用のバケツが常備されている。今では、これだけのバケツではまにあわないだろうから、初期消火と防火意識高揚の意味で残してあるのだろう。
防火水槽
戦時中の空襲に備えて作られた防火水槽の名残りである。当時は大きな道路の歩道などには、さらに大型の防火水槽が作られていた。幸いこの地区には戦火の被害もなく戦争は終了した。

向洋2コース

長命水井戸と大原神社参道
この井戸は、ここに住んでおられた本田さんという方が大変長生きをされたので、この水がよかったのだろうということで長命水と名付けられた。大原神社の参道入り口にあり、神社の森や鳥居、階段などと一体になって、昔の面影をよく残している。
レンガの煙突
現在では、風呂の湯はほとんどがガスや電気に変わってしまったが、昔はまきをたいて風呂をわかしていた。ほとんどがいわゆる五右衛門風呂で、釜の底を直接火に当てて熱して湯をわかすので、時間もかかるし人もついていないといけなかった。ここの煙突はりっぱなレンガ製でめずらしい景観を残している。