自然体験学習

  6月16日、被爆建造物や平和のシンボルとして建てられた建物を見るため、6年生は校外学習に出かけました。また、次の日の17日、校内で、被爆体験者の方のお話を聞きました。そして、学んだことを平和学習ノートにまとめていきました。平和学習ノートの子どもたちの言葉を集めて作った「平和のちかい」を紹介します。
 
平和のちかい

ぼくたち6年生は、広島にある3カ所を見学しました。

一つ目は、旧日本銀行広島支店。
爆風で吹き飛ばされたガラスがつきささった壁を見て驚きました。
この銀行で働いていた美智子さんは、爆風で飛ばされ、建物の外で見つかりました。
妹を見つけた時のことを60年間誰にも話せなかったお兄さんのつらさを知りました。

二つ目は、袋町小学校平和資料館。                     
校舎の壁に残されたたくさんの伝言を見ました。
伝言の住所の中には、「青崎」の文字もありました。
さがしてもさがしても会えなくて、家族は壁に伝言を書いたのです。
それから65年。さがしていた家族は、今も見つかっていません。

三つ目は、、世界平和記念聖堂。
世界各地からおくられてきたもので作られた教会であることを知りました。
文化も、宗教も違う世界の人々が協力して作ったなんて、すばらしいと思いました。

この三カ所の建物は、同じことを訴えています。叫んでいます。
「戦争は、絶対にまちがっている!」
「平和は、かけがえのないもの!」

そして、阿部静子さんのお話を聞きました。
被爆された方が、とてもつらい思いをしながら生きてこられたことを知りました。
広島に落とされた原子爆弾のおそろしさも改めて知りました。
風速440メートルの爆風、4000度をこえる熱、そして、おそろしい放射能。
それなのに、この原子爆弾の何百倍もある核兵器が、まだ世界にはあるのです。

ぼくたちは、これからも、平和について考え続けていきます。
わたしたちは、自分にできることを一つずつしていきたいです。
ヒロシマの有る国で 


 7月1日の平和集会では、「平和のちかい」を呼びかけの言葉として発表し、「ヒロシマの有る国で」を歌いました。